北星記念病院看護部は「地域に密着した信頼される看護を継続的に提供し、医療チームの一員として責任を果たします。」を理念に、地域住民の皆様に信頼していただけるよう尊厳を守り安全で安心していただける良質な看護サービスを提供するために看護部職員一人一人が理念を意識して自律した看護実践を行わせていただきます。
また、身体的・精神的に患者様とご家族に寄り添える看護・介護の提供を継続し行い、安心して受診・入院していただける病院を目指し、日々努力していきます。
患者さんとは問診や検査の説明、採血や点滴といった処置の限られた短い時間の関わりとなるので、「笑顔で親切に」をモットーに関わっています。また、介助を必要とする方や、高齢者の方が多いので、安心して受診してもらえるよう日々の関りを大切にしています。
診療科が脳神経外科・循環器内科・脳神経内科、歯科口腔外科があるので、複数の科を受診する際には検査や診察が滞りなく行えるように心がけています。
高齢の方や基礎疾患のある方、歯科治療に対する恐怖心が強い方が多く受診するので、体調の変化や異常の早期発見ができるように気を付けています。
また、診療の補助、歯石除去などの処置、受付業務(予約、電話応対)も行っているため、わかりやすい説明や対応をすること、患者さんを待たせることなくスムーズに診察予約を行えるように心がけています。
脳疾患(脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など)、循環器疾患(狭心症、下肢閉塞性動脈硬化症、慢性心不全、不整脈など)の急性期患者さん、整形外科や歯科口腔外科で全身麻酔や静脈麻酔下での手術が必要な患者さんの看護を行っています。
また、2階病棟は2025年6月から地域包括医療病棟に病床転換し運用が始まり、肺炎や尿路感染症等で救急搬送されてくる高齢患者の受け入れを積極的に行っています。ADL維持向上のため早期からリハビリテーションを行い、必要な生活支援を整え、今まで通りの環境へ早期退院できるように多職種での協力体制が整っています。
予定入院や緊急入院、手術やカテーテル治療を多く行っている病棟ですが、スタッフのみんなで声を掛け合い、助け合いながら業務を行っています。
突然の入院で身体的にも精神的にも負担を抱えてしまっている患者さん、ご家族の苦痛を緩和し、安全安楽な入院生活を送る事が出来るように病棟スタッフ一同、看護させていただきます。
急性期の治療を終えた患者さんが療養する病棟です。
寝たきり防止や家庭生活の復帰を目指し、日常生活動作の向上のためにリハビリテーションを行っています。身体を自由に動かすことができない方もいるため、褥瘡予防を徹底して行っています。
その他にも、他部署と連携を行い在宅復帰に向けて少しでも患者さん・ご家族の不安の軽減を行えるように支援を行っています。
脳神経外科、循環器領域、歯科口腔外科の手術の準備から終了後の片付けまでの一連の業務を行い、「観察力と洞察力、的確な判断を身に付ける」をモットーに手術中に起こり得ることを予測しながら、すぐに対応できるように行動しています。
手術中の介助はもちろん、手術の前後には術前訪問・術後訪問を行い、手術に対する不安や緊張、疑問に思っていることを少しでも軽減できるように最善を尽くし、安全・安心・安楽に手術を受けてもらえるように関わっています。
手術・検査がない日は病棟や外来へ業務支援を行っています。また、当院は緊急患者に対して時間外の診察を行っていますので手術室看護師が夜間救急外来を担当しています。
・当院はリハビリテーションに力を入れており、入院から退院までの患者様の日常生活動作向上の変化を日々感じることができます。
・各病棟で働くスタッフの仲が良く、仕事の悩みや質問を気軽に行えています。また、他部署のスタッフとも話す機会が多く連携を円滑に行うことができます。
・ママさんスタッフも多く在籍し、産休・育休ももちろん取得でき、子育て世代に働きやすい環境が整っています。
・市外で行われる研修の参加は、病院から研修費の一部負担もありキャリアアップを目指す方への支援も行っています。
・当院は北見医師会看護専門学校の実習受け入れを行っている影響もあり、卒業生が多く在籍しています。
新入職員に対しては新卒も既卒も1年間プリセプター制度を用いています。但し既卒者に関しては看護技術チェックリストを基に評価して本人とプリセプター・上司と話し合い、プリセプターを外し相談相手に変更するなどしています。
入職1年目、2年目は身体的にも精神的にも大変な時期かと思いますが、プリセプターのみでなく部署全員で新入職員の成長を支えていけるように情報を共有し、新入職員のサポートを行っていきます。
今後も職員間でコミュニケーションを図り、その時のニーズに合わせた看護・介護教育を行い、患者様とご家族に寄り添える看護職員の育成に取り組んでいきます。
・業務改善の一環として、物品保管場所の変更や使用物品の見直しを行い、作業負担や作業動線の無駄を省き、患者様のケアを行う時間を増やし、より良質な看護の提供を行えるように職員間の意見交換を活発化させ日々精進していきます。
・至らない点もあり患者様やご家族より指摘を受けることもありますが、私たち看護部スタッフ一同は「病気を治すための手助けをしたい。」という気持ちを胸に抱き、看護・介護にプライドと責任を持って日々の仕事に励んでいます。地域住民の皆様の意見を傾聴し受け止め、良い意見は励みにし、より良い看護提供を行えるように継続し、悪い意見に対しては課題をしっかり見極め早急に改善できるように努めます。
2014年入職 外来看護師(北見医師会看護専門学校卒) |
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外来では患者さんとの限られた時間での関りになります。その中で顔を覚えていてくれたり、声をかけていただけることが嬉しく、モチベーションの向上につながっています。 |
2015年入職 2階病棟看護師(北見医師会看護専門学校卒) |
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入職して良かったと感じる点は大きく2つあります。 |
2021年入職 3階病棟看護師(北見医師会看護専門学校卒) |
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北星記念病院の魅力の1つは新人教育の手厚さだと思います。入職するとプリセプターが1人ついてくれます。また、プリセプター以外にも教育係がいます。日々の業務で指導を受けたり、わからないことをすぐ相談して解決に導けるようサポートしてくれます。毎勤務で振り返りノートの記載を行い、今日できたこと、課題は何かをフォロー者とともに確認していきます。また、3か月から半年ごとの定期的な評価もあります。 |
2022年入職 手術室看護師(北見医師会看護専門学校卒) |
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入職一年目で手術室に配属となり、看護学生の実習では体験のしない分野だったので不安がありました。また、手術は患者さんだけでなく他職種の方と連携して手術を実施するためコミュニケーションを図る事が重要になりますが、医師や他職種の方への指示確認の復唱の声が小さく、はっきり声を出そうと心かけても出ないもどかしさがあり辛かったです。そんな時に、同じ部署の先輩に相談に乗ってもらい、励ましてもらうことで乗り切ることが出来ました。 |
入職1年目、2年目は身体的にも精神的にも大変な時期かと思いますが、部署全員で新入職員の成長を支えていけるように情報を共有し、新入職員のサポートを行っていきます。
今後も職員間でコミュニケーションを図り、その時のニーズに合わせた介護教育を行い、患者様とご家族に寄り添える介護職員の育成に取り組んでいきます。
(当院の介護福祉士へのアンケート結果より)
【メリット】
・常勤の医師や看護師がいて急変時や困ったときにすぐに対応してもらえる安心感。
・夜勤が看護師を含めて4人いるので安心。
・施設では学べない医療的な側面からの患者支援方法を実際に見て学ぶことができる。
・ADLが向上した患者さんが在宅や施設復帰したときに自分の援助が実を結んだのかなと感じることがあり、やりがいを感じることができる。
・変則的な業務がなく、残業も少なく定時で帰れる。
【デメリット】
・リハビリを行っている時間もあるため、患者さんとゆっくり関わる時間が少ない。
・一人で動くことができない患者さんが多いので、ナースコールの対応が多く、患者さんとゆっくり関わる時間が少ない。
【どうして病院で働こうと思ったか】
・看護師が常時いて、安心して仕事ができるから。
・自分自身のステップアップの為に施設から病院に転職した。
・医療現場の介護の仕事をしてみたかった。
・医療の側面から介護福祉士としての視野を広げたかった。
病院で働く私たち介護福祉士は、患者さんとゆっくり関わり、話を聞くことが施設よりはできないことが多いです。
しかし、その慌ただしい業務の中でも1人1人の患者さんとしっかりと向き合い、可能な限り時間をかけてコミュニケーションを図ることを心がけ、安心して入院してもらえるように信頼関係の構築に努めます。
2016年入職 2階病棟介護福祉士(札幌ほいく専門学校卒) |
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私がいる病棟は幅広い年齢層の患者さんと接することができます。医療行為はできませんが介護業務を行う中で他の医療スタッフと同じ現場で働いているので、患者さんのちょっとした状態の変化にも気付けたときに、やりがいを感じます。 |
2014年入職 3階病棟介護福祉士(浅井学園大学(現:北翔大学)人間福祉学部卒) |
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入職当時は様々な細かい業務やルールを覚え、それを行動に移すという事に慣れることが毎日大変でした。そのような状況の中では不安も大きく、このまま仕事を続けていけるか自信もなかった記憶があります。しかし、様々な職種の先輩職員がテキパキと他職員とコミュニケーションをとり業務を円滑に進めたり、患者さんへの素晴らしい声掛けやケアを行っているのを見る中で「あぁ私が目指したいのはこういう事だった!」と改めて気づくことができました。 |
当院リハビリテーション科の理念は、「量・質とも最高のリハビリテーションを提供し、より早く良くしよう!」です。
そのためにリハビリテーション科では、理学療法・作業療法・言語聴覚療法それぞれの専門性を活かし、目標達成に向け効果的なリハビリテーションの実践はもとより、多職種でのリハビリテーションカンファレンスにて、目標を共有し、患者(利用者)さん・家族と協働して課題解決を図るチームリハビリテーションの実践に努めています。
また、介護事業として「訪問リハビリテーション」や「通所リハビリテーション」事業を展開しており、障がいがあっても、住み慣れた環境で、望む生活を継続できるよう支援しています。
① 早期リハビリテーション
早期回復に向け、患者さんの状態が許す限り、入院初日からリハビリテーションを実施し、二次的合併症の予防と良好な回復を支援しています。
② 365日リハビリテーションの実施
急性期・回復期など病期に関わらず、入院患者さんには365日リハビリテーションを提供する体制を整えています。
③ 入院から退院・外来リハビリテーションまで同一担当制
急性期で担当した患者さんの生活期における目標達成に向け、同一担当にて一貫したリハビリテーションを提供しています。
④ 医療と介護の一体提供(モバイルリハビリテーション)
訪問・通所リハビリテーションの専属スタッフとしてではなく、医療と介護のリハビリを兼任するモバイルスタッフとして動くことで、医療・介護におけるシームレスなリハビリテーションを提供するとともに、病期(急性期~生活期)や特性の異なる患者さん・利用者さんとのリハビリテーションの実践を通して、総合的に幅広い支援ができるスタッフの育成を目指しています。
⑤ 身体及び生活機能の回復を継続支援
退院後は外来リハビリテーションで身体及び生活機能の回復を継続的に支援しています。また、介護保険をお持ちの方は、通所・訪問リハビリテーションでリハビリテーションを継続しています。(介護事業の詳細はこちら)
① ボツリヌス治療
脳卒中などの後遺症により、つっぱったりこわばっている筋肉を和らげるために、天然のたんぱく質を有効成分とするボツリヌストキシンというお薬を直接筋肉に注射する治療法です。
② 電気刺激装置
③ CPX(心肺運動負荷試験)
心電図、血圧、呼吸中の酸素・二酸化炭素の濃度を計測しながら運動(自転車漕ぎ)をして頂きます。心臓だけではなく、肺や運動に使われる筋肉の状態を総合的に見て、体力(各個人の運動能力)の評価をする検査です。
④ VF・VE
言語聴覚士が中心となり、医師とともにVE・VF検査を試行し、患者さんの摂食嚥下機能の改善に向けたアプローチを行います。
① マンツーマンでの新人教育及び指導
② リハビリテーション科人材育成ラダー・コンピテンシーの導入
業務のステップアップに向けたポイントを明確化することで、個人の目標設定が図られ、段階的に仕事の幅を広げていくことができます。
③ 教育の基本はOJT(OJT:On-the-Job Training)
当院の教育はOJTを基本としています。日常の業務につきながら、専門職教育として専門技術はもちろん、応用力や対応力、現場で求められる判断力、接遇やマナーなど実践力を養います。
④ 科内研修(OFF-JT:Off-The-Job training)
⑤ 自己研鑽をサポート
学会発表のために関わる旅費・参加費は法人で負担します。また資料等の作成には医師や経験のあるスタッフからアドバイスが受けられます
2018年入職 理学療法士(北海道科学大学卒) |
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急性期から生活期の患者さんをリハビリする事ができるため入院中の日々の変化を直に見ることができたり、「帰ったらこれができるようになりたい」が達成できた瞬間にやりがいを感じます。 |
2012年入職 作業療法士(西野学園 札幌リハビリテーション専門学校卒) |
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患者さんの「したい」「またできるようになりたい」ことが、自分自身が関わる中で「できる」ようになり、その喜びを一緒に分かち合えた時、本当に嬉しく思います。患者さんに必要としていただけることが私の一番のエネルギーです。患者さんからいただいた「ありがとう」の言葉を励みに、日々業務にあたっています。 |
2012年入職 言語聴覚士(西野学園(現:札幌医学技術福祉歯科専門学校)卒) |
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北星記念病院は脳血管疾患や神経内科疾患等様々な疾患がみれることや入院や外来、訪問等幅広く患者さんをフォローできることが魅力と感じ、状態が悪く摂食が難しかった患者さんが食事を食べられるようになった時にやりがいを感じます。また、たくさんの患者さんと関わる中で「北星のリハビリが良い」と言ってもらえると喜びを感じます。 |