狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は、がん、脳卒中とともに死亡原因の上位を占め、年々増加傾向にあります。虚血性心疾患は心臓の冠動脈という血管の動脈硬化が進行して起こります。つい最近まで、冠動脈の診断はカテーテル検査といわれる侵襲的な検査を行う以外、正確な診断はできませんでした。当院では心臓をはじめとする全身の血管状態をより安全に、より迅速に、より正確に、診断できるよう64列マルチスライスCTを導入し、「心血管ドック」を実施しています。